バレエダンサーは30秒から3分ほどの1曲の踊りを踊るだけでなく、
30分から2時間のお話を踊ってみせる体力、持久力が必要です。
持久力を支える1つが呼吸。
いかに酸素をうまく体に取り入れるかで、持久力に差ができ、その結果、踊り方も異なってきます。
呼吸なんて寝てる時に無意識にしてるし、あらためて呼吸のトレーニングを考えることはなかなかないですよね。
ですが、普段の呼吸と運動時にはぁはぁする呼吸では働いている筋肉が異なるので、
マスクして1日中過ごしても肺活量は強くなりませんし、持久力はアップしません。
横隔膜をしっかり動かすトレーニングをする必要があります。
2009年、持久力が必要なスポーツ選手の呼吸筋トレーニングの効果について調べた研究では、
呼吸筋のトレーニングが有用であると出ています。
「持久力が必要なスポーツでは呼吸筋疲労が起こる可能性があり、
呼吸筋機能が持久性体力に影響する場合がある」と述べています。
ということは、
呼吸機能が優れている=持久力が優れている
↓
踊りに余裕が持てる=自分の思った通りに踊れる!!
。。。と、簡単にはいきませんが(他の練習も必要なので)、
それでも、体力、持久力のあるなしで言えば、あった方が絶対に良い。
また2016年に行われた研究では、胸部のストレッチングのあとに、
胸の柔軟性や肺活量など呼吸機能への即時効果を調べた結果、胸椎の伸展が改善され、
その改善は呼吸機能の改善にも繋がると述べています。
最後に、この研究では、どのようにストレッチをすれば効果が出るのか、下記の3つのストレッチを調べています。
・30秒間の静的ストレッチング
・6秒間の静的ストレッチング
・15回の動的ストレッチング
効果が出たのは6秒間の静的ストレッチングと15回の動的ストレッチングでした。
効果的なストレッチとは。。。こちらに書いてあります。
やるならば効果が出るようにしたいですね。