呼吸と表現の関係性

先日のワークショップでは表現と上半身や腕の動かし方を指導しました。
表現と上半身や腕の位置や使い方は、何よりも呼吸との連動が重要となります。
なので、まず呼吸で胸を動かすことを指導しました。

なぜ呼吸?

クラシックバレエの基本ですが、体を引き上げて踊っていきます。
ただおなかをへこませるだけだったり、上げすぎてしまえば、呼吸も浅くなり、腕の動きや上半身の動きが小さくなりがちです。

以前のブログにも書きましたが、横隔膜は骨盤につながり、背中の筋肉は腕につながっているので、呼吸して肺を動かし、肺や胸の筋肉が連動して骨を動かし、その動きがさらに連動して腕や上半身の動きにります。
呼吸が浅いと腕の動きや上半身は正しく動かすことができなくなります。

はたして呼吸が浅くなるその引き上げは正しいのか。

役柄を表現するということは、その役の人物になりきるということ。
その役の人物が何を感じ、何を考えて生きているか。
つまり、呼吸をしているか。

嬉しくて呼吸があがっているのか。
優しく穏やかな気持ちで呼吸をしているのか。
怒りで呼吸が浅くなっているのか。

掘り下げていけば、呼吸の大切さがどんどん見えてきます。
呼吸がうまく体と連動すれば自然な動き、自然な表現になるのですが、呼吸と胸や背中をy語化すことがなかなか難しい。

その呼吸の練習方法を少しお伝えしますね。
胸に手をあて、しっかりと息を吐く。
その時に風船がしぼむのをイメージして、胸が下がるのを意識。
ゆっくり大きく深呼吸。
呼吸が背中に入って、風船が大きく膨らんでいくのをイメージし、胸が上がるのを意識します。
その時に肩が上がらないように、おなかだけが福良水着内容に、胸にだけ意識をむけます。
イメージの世界に入ると、頭や視線は下がりがちなので、なるべく頭は高い位置をキープ。
頭を高くするために視線もまっすぐ前をみます。

脳で考えたことや想像したことは筋肉を動かすので、イメージしながら何回も繰り返しやれば動かし方がわかってきます。

最初は少ししか動かせないかもしれませんが、少し自分の呼吸と動きに意識を向けてみてくださいね。

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