バレエを踊るのに、でなぜ体幹の強さが必要なのでしょう。
「体幹を鍛えましょう!」とよく聞きますが、あまりよく分かっていないまま、エクササイズしている方も多いと思います。
なぜ体幹を鍛えなくてはいけないのか。
鍛えるとどんなことが起きるのか。
これが理解できていると体幹トレーニングの後の体の変化にもきっと気が付けると思います。
・けが防止のため
バレエダンサーだけでなく、ほかのダンサーやスポーツ選手など体を動かす人にとって怪我は避けたいですよね。大きく動かせば動かすほど、また力が入れば入るほど体への負担も大きくなります。体の真ん中にある胴体の筋肉1つ1つのバランスを整えて、調和して動くことは怪我を防ぐことになります。
・バランスを保つため
パッセ、アラベスクなどで片足で立ち、長くバランスを保つには脚の筋肉も必要ですが、体幹の強さが必要です。体幹の筋肉で骨盤をまっすぐに保ち、安定させるとバランスが取りやすくなります。
9週間、体幹トレーニングをしたところ、ピルエットの安定・バランスが向上されたという研究もあります。
・手足のコントロール
ダンスは体を使って表現する芸術です。優雅な動きやダイナミックな動きなど手足の動き出す方向、速度をコントロールするから、何を表現しているのかを見せることができる。体の真ん中の胴体を鍛え安定させることで手足を動かしやすく、また自分が思った通りに動けるようになっていきます。
・上体を使った動きができる
バレエを踊る際に手足を大きく自由に使うことはしつこいくらい指導されますが、上半身を大きく使って表現することは、状態がある程度安定されたダンサーにしか指導されることは少ないかと思います。骨盤を安定し、背中や脇から動かし使うことと、ただ上半身を大きく使うことは大きく異なります。上体を使った動きはさらに表現の幅を広げてくれます。
この他に
・姿勢が良くなる
・集中力が高くなる
・手先が動かしやすくなる
などなど。
それぞれの目的や体力筋力に合った体幹トレーニングをしてみてくださいね。
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